【家族の想い出編】ムスメとプリクラ
こんなブログを見に来てくれたあなたに、今日も感謝です
今日も私はヘタレなりに頑張ってます
今回はムスメとの話になります
ムスメと二人、一緒に過ごした休日のお話です
実は、私、ムスメと休日に二人きりになったことがほぼありません
私が休日も仕事ばかりしていたので、私が家にいなかったからです
そのせいで、ヨメはムスメの面倒を見るため、休日に友人と食事などにほとんど行ってませんでした
ムスメが家にいるときは、ヨメはムスメと一緒に行ける友人じゃないと遊びに行けなかったのです
ヨメには、本当に悲しい思いをさせ続けてしまいました
今は私は休日出勤をしなくなったので、家に居られることが多くなりました
なので、ヨメも今まで断ってた職場の方からのランチのお誘いを受けることにしたのです
そのため、ムスメと二人きりの休日ができたのです
ヨメはランチに出掛ける前まで、私たちの分のお昼ごはんを作ってくれました
しかも、私たちの好きなカレー
出掛ける直前まで昼ごはんの準備をして、ランチに出掛けて行きました
私が料理が全くできないので、ランチに出掛けるにしても、私たちの昼ごはんの心配をさせてしまいます
本当に優しいヨメです
料理ができない私でごめんね ありがとう
そうして、ムスメと二人きりの休日のスタートです
ムスメをめいっぱい楽しませてあげると決めました
まずは、ムスメと一緒に、ヨメが作ってくれたカレーを食べました
やっぱりヨメが作るカレーは最高です
ムスメとおかわりして腹いっぱい食べました
それから、ムスメに今日何をしたいか聞いてみると、百均に売っているさくらんぼのイヤリングが欲しい、と言いました
仲の良い友達が持っていて、すごく可愛かったから、お揃いで欲しいようです
なので、私たちは近くのショッピングモールに行くことにしました
おでかけ前にムスメは最近買った帽子とイヤリングを付けて、いっちょ前にオシャレに着飾ってました
いつの間にか自分でオシャレに気を遣うようになってたんだなと、成長が嬉しいような、大人になってしまうのが悲しいような
そして、車に乗り込み、助手席にムスメを乗せ、私は車を走らせました
なんか、気分はデートです
ムスメとの初デートです
ちょっとドキドキしました
ショッピングモールに着いて、さっそく百均に向かい、さくらんぼのイヤリングを探しました
イヤリングが置かれている棚に向かうと、いろいろな種類のオシャレな物が陳列されていました
今は百円でもオシャレなイヤリングが手に入る時代になったんだなと感心しながら、目的の物を探しました
しかし、どれだけ探しても見当たりません
おかしいなぁと思い、店員さんに尋ねてみると、「見当たらなければないです」とのことでした
おそらくもう取り扱っていない、ということでなんでしょうが、店員さんの冷たい回答への悔しさと、どうしても買ってあげたいという思いから、もう一度店中探し直しました
しかし、結局、見つからず、残念ながらムスメに買ってあげれられませんでした
せっかくムスメとの初デートなのに、ムスメの欲しかったもの買ってあげられなかった
私は凹みました
でもムスメは、だだをこねることもなく、「ないものは仕方ないよ」と言ってくれました
ムスメに比べて私は、、、ほんとヘタレです
そのあとは、このまま家に帰るのもさみしいので、マクドナルドでジュースを買い、ゲームセンターへと立ち寄ることにしました
UFOキャッチャーで、ムスメが好きなぬいぐるみを取ってあげよう作戦です
イヤリング買ってあげられなかったお詫びと、UFOキャッチャーでムスメにいいところ見せようっていう魂胆です
ムスメとUFOキャッチャーを見て回るも、ムスメの気に入るぬいぐるみはなかったようで、どれも反応してくれませんでした
じゃあ何か一緒にゲームでもしようかと思い、いろいろなゲーム機の前を通るも全然やりたい様子はありませんでした
しかし、プリクラの前に来ると、突然ムスメは、
「パパ、これやりたい!」
とテンション上がって言い出したのです
ムスメはプリクラを知らない訳ではありません
以前、ヨメの友達親子ともプリクラを撮ったことがあります
それにゲームセンターはたまに寄ることもあったので、とても物珍しいという訳でもありません
だから、私は、「なんでこれ?他に面白いゲームあるよ?」と、ムスメに言いました
ムスメは、
「いいの、絶対これがいい!」
と言いました
私は、「えー」と言って乗り気になりませんでした
だって、周りを見ても、可愛らしい小中学生の女の子たちばかりで、なかなかいい歳したオッサンがプリクラを撮るなんて、やっぱ恥ずかしいです
なにより、友達と撮らず、こんなオッサンと撮ろうとするムスメがなんか不憫に思えて、、
私はムスメに「友達と来て撮った方がいいんじゃない?」と止めさせようと思いましたが、ムスメは、
「パパと一緒に撮りたいの!」
と言いました
なぜパパと撮りたいのか、私にはよく分かりませんでした
周りは女の子同士で楽しそうにプリクラを撮っている中、こんな冴えないオッサンと撮るなんて、私よりもムスメのほうがよっぽど恥ずかしいと思います
それに、ヨメと撮るならまだ分かりますが、これまであんまり遊んであげられてなかった私と撮りたいなんて
ムスメはさらに、私の腕を引っ張ってプリクラの前まで連れていき、欲しかったさくらんぼのイヤリングのときには見せなかった、だだをこねました
私には、ムスメの気持ちが分かりません
ですが、恥ずかしさを気にせず、私なんかとプリクラを撮りたいと言ってくれることが嬉しくて、そして、どこか私に対するいたわりというのか、優しさも垣間見え、それが心に染みて、、なんか泣きそうになりました
私はムスメのお願いを受け入れ、一緒にプリクラを撮りました
二人で変なポーズして何枚か写真を撮って、落書きして、一枚のプリクラができあがりました
ムスメは、嬉しそうに
「やったー、パパありがとう」
と言って大喜びしていました
私は、「こんな物のどこがいいのやら」と言い、はぐらかしました
本当は、ムスメよりもすごく嬉しかった
ムスメと一緒に、初めてのプリクラを撮れてすごく嬉しかった
ムスメに大喜びしてもらえてすごく嬉しかった
このプリクラは、パパの一生の宝物です
プリクラを撮ったあと、家に帰り、こうして私とムスメの休日は終わりました
ムスメに楽しんでもらうつもりだったのに、結局、私の方がムスメから優しさを受け、私にとって最高に嬉しい日になってしまいました
ムスメが私のムスメで本当に良かった
ムスメのパパになれて、一緒に遊んでもらえて、私は本当に幸せ者です
今日もヨメとムスメに感謝です